我が家にはミニバンが一台あり普段は通勤に使っているのですが、時々『今日は買い物に行くから車使わないで』と言われる事があり、その度にバイク通勤していました。気候が良くて雨も降っていなければバイク通勤も苦じゃありませんが、雨が降ったり、真冬の寒い時期にはちょっと堪えます。なのでセカンドカーを購入しようと色々調べてみました。
まず、同じような人が参考にしやすいように、我私が検討した際の条件等を記述しておきます。
・通勤は平坦な道で片道 8km
・私は結構車好きで、乗る楽しみと見る楽しみを味わいたい方であり、いつかはポルシェに乗りたいと考えている。
・でも今はお金の問題で軽四か小型車を検討している。
・折角なら乗って楽しい車がいい。
・街で見かけることが少ない車がいい。
・3年から5年程度で乗り換えたい。(10年乗りたいとは思わない)
こんな感じで車種を選んだ結果、軽四はミツビシのアイ、小型車はトヨタのiQに絞込みました。
三菱のアイはリア駆動でオーナーの口コミでは概ね良好です。『乗ってて楽しい』とのコメントも多数あり!
また、ゴーカートライクな乗り心地というのも面白そうです。単に振動がすごいってだけなら嫌ですが、運転する楽しさがカートに近いならきっと楽しいはず。
iQは【最小回転半径が3.9m】 ということで、スマートの3.3mについで小さいのと、チョロQみたいなかわいい外観でとても乗りたい一台です。(アイよりもiQに乗りたい気持ちが強い)
中古のセカンドカーを探すなら軽四と普通車のどちらがオススメ?
単純に維持費を安くしたいっていうなら軽四になりますよね。
ここでの維持費は、持っているだけで掛かる固定費とします。
いろんなサイトで軽四と普通車の維持費の比較を行っていますが、そこにはガソリン代やオイル、タイヤなどの消耗品も含まれている事がおおいですが、これらは車に乗らなければ発生しませんし、車種によっても随分かわるので無視します。
(ちなみにアイとiQの燃費はe燃費のサイトで見る限りどちらも15km/l~20km/l程度で同じ位です。アイのターボ車はちょっと悪いみていですが・・・)
で、肝心な固定費はというと、
アイ iQ(1.0L) iQ(1.3L) 軽と1.0Lの差額
(軽)自動車税 7,200※1 29,500 34,500 22,300
重量税 2,500 8,200 8,200 5,700
自賠責保険 12,535 12,915 12,915 380
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合計 22,235 50,615 55,615 28,380
(※1、2015年4月以降に発売された軽自動車は1.5倍の10,800円になります)
※重量税と自賠責保険は年換算しています
※新車登録から13年を経過すると自動車税が15%上がります。また、重量税は39%もあがります。これは大きいです。
とは言っても8000円前後(1Lの車で7600円程度、1.3Lの車で8300円程度)ですので元の車体価格が安ければ十分差が埋まる金額ですね。
このように軽自動車と1000ccの車の税金および自賠責保険の差額が年間 28,000円ですが、これを高いと見るかはその人の価値観ですよね。
もちろん28,000円は大きい金額です。
通勤だけなので乗り心地とか加速感なんてどうでも良く、普通に動けばいいって人にとっては28,000円も余分にだして普通車を買う理由なんてありませんよね。
でも、私はどうせ乗るなら乗ってて楽しい方がいいし、トルクもある方がゆったり運転できるし、軽自動車の振動は好きじゃないって思うタイプなんです。(とは言ってもアイは結構魅力的ですが)
そんな人にとって、28,000円の差額はどうでしょう?
月にすれば2,300円とちょっとです。
ちょっと話はそれますが、私のスマートフォンは2年前にauからマイネオに変えて月額5000円以上安くなってますし、タバコも吸わないですし、月に2300円位なら誤差の範囲だと思ってます。もし嫁さんが反対するなら月に15,000円の小遣いから2000円引いてくれてもいいとも思えます。(笑)そんなにお金かかる趣味もありませんし、ましてや好きな車に乗れるなら、それが趣味みたいなものです(^^)
みなさんはこの月2,300円の差額をどう考えますか?
もし軽四の購入価格が1000ccの購入価格より10万円高いとすれば、3.5年間は1000ccの車に乗るほうが安く済みます
軽四と普通車の維持費を比較してみると
維持費の中には変動費もありますよね。
ガソリン代、オイル代、高速代、駐車場代etc
最近の車は低燃費なものが多いですが、中古車で車両を安く買う場合、年式は古くなるので燃費も良くない物が多いです。
三菱のアイの場合、走りを優先させるためにターボ車を選ぶと、平均12km/lで、人によっては 10km/l程度しか走らないっていう口コミもあります。
また、iQで走りを優先させると1300ccの選択できますが、こちらは15km/l程度。1000ccなら平均18km/lで、良い人は 20km/lも伸びるようです。
走りを楽しみたい人は、アイならターボ車で 12km/l iQなら 1300cc で 15km/l の選択になるので燃費は約3km/l の差になります。
これを通勤で往復16kmとすると、年間で約4000kmとなり、66リットル以上の差となります。
ガソリン単価が130円ならiQの方が 約8,000円 も安くなります。
燃費がたった3km/l違うだけで年間4000km走行で8000円も変わるんですよ。
これがiQの1000ccなら燃費の差は6km/lで 14,500円程度の差額になります。
軽四と1000ccの税金&自賠責の差額が28,000円弱なので実質13,500円程度まで差が詰まります。
月にして1100円程度。ここまでくれば軽4とか普通車(1000cc)の違いは無いに等しいですね。
ちなみにオイル交換費用はアイとiQで殆ど変わらないです。何ならiQの方がオイル量が少なく済みます。
オイルと共にエレメントも交換する場合、 iQで3リットル強、アイで4リットル弱のオイルが必要ですので。
軽四と普通車の保険料はどれくらい?
軽四と普通車で任意穂賢慮の違いはどの程度あるのでしょうか?
自賠責保険は年間500円程度の差しかありませんので、ほぼ差額なしと考えて問題ないでしょう。
今回、私が調べたアイとiQとの任意保険料の差は殆どありません。
WEBの保険料一括見積もりで数社の見積もりをとりましたが、例えば以下の二社ともアイとiQの保険料の差額は、無いに等しい状態でした。
アイ iQ(1000cc)
O社 34,690円 34,810円 120円
E社 33,690円 33,720円 30円
任意保険は等級や年齢、免許証の種類なども料金が変動する要因となりますが、車によっても変動します。しかし、排気量が上がれば保険料も上がるかというと、そうではありません。
車の車種(正確には形式)で保険料率がきまり、保険料が計算されます。
簡単に言うと、『去年一年間で事故が多い(保険請求が多い) 車は保険料が高い』ということです。
例えば、ファミリーカーなどは事故を起こしにくいが、スポーツカーは事故を起こしやすいって事で保険料が変わってきます。
また、高級車は車上荒らしにあった場合に被害が大きいので車両保険が高くなるとか。
要は保険会社が損をしないように 保険請求が多い車(→リスクが高い車)の保険料を高くするって事ですね。
で、今回私が検討しているiQは対人賠償、対物賠償、搭乗者障害の料率クラスがそれぞれ4,3,4で、アイと殆ど変わらない結果となったわけです。
それから一つ注意しておかなければいけないことがあります。
2017/12現在は軽自動車に料率クラスを用いていません。軽自動車ならどんな車種でも一律同じ保険料です。(もちろん使用者の年齢や等級などでは保険料は変わります。)
なので、アルトのようなおとなしい車も、S660などのようなスポーツカータイプの車も同じ保険料なのです。
ただ、それが2020/1/1までに軽自動車にも形式別に料率クラスを導入することが決まっています。
(損害保険料率機構)
まとめ
・軽四と1000ccの車の税金は年間で28,000円程度の差(月にして2300円程度)
・1000ccの方が燃費がいい場合、税金面の差額がもっと小さくなる。
・車に興味がなく、近所の買い物に行く程度で少しでも節約したいなら軽四がお得。
・車が好きで、軽四と1000ccで迷っていて、車両自体は1000ccの方を気に入ってるのなら月に2000円を小遣いから天引きしてでも1000ccをオススメ
・それが1300ccだったとしても軽との差額は年間で33,000円程度
年間 28,000円 ~ 33,000円を節約して軽四にするか、本当に乗りたい1000cc~1300ccの車にのるか、まだ悩みますか?