中古で買ったワゴンR(MH23S)には純正カーステが付いていたんだけど、友達からお古のカーナビを頂いたので交換してみました。交換するまえに配線やパネル等を購入する必要があったのでそれらを含めて説明します。
ちなみにカーナビの型番はカロッツェリアのAVIC-VH9000ですが、テレビアンテナは繋いでいません。
ワゴンRにカーナビを取り付ける為に必要な工具・部品等
カーナビ取り付けの際に使用した工具や必要な部品・部材はこちらです。
・社外オーディオ用パネル
・プラスドライバー(+2番)
・内張りはがし
・養生テープ
・オーディオハーネス
・車速、パーキング、バック信号用カプラー
・ステンレス小皿(GPSアンテナ用台座)
【社外オーディオ用パネル】
これがないと始まりません。
うちのワゴンRは純正カーステが付いていて、それはパネル一体型になったオーディオなので社外カーステやカーナビに変える場合はこの社外オーディオ用パネルが必要となります。
ヤフオクならステーやハーネスが付いてて中古で4000円前後で買えます。
Amazonならパネルのみ(ステーもハーネスもありません)で5000円前後ですが、おそらく純正ではありません。でも新品を望まれるならAmazonはお勧めです。(将来車を手放すときにパネルを外してオークションに出品すればそれなりの値段で売れるので)
【プラスドライバー】
車載工具に入っているプラスドライバーでOKです。たぶん一家に一本あるようなドライバーです。
サイズでいうと +2 程度ですね。
【内張りはがし】
これはマイナスドライバーに養生テープを巻いて代用することも可能ですけど、やっぱり傷がつきやすくなるので専用工具として買っておいた方がいいです。特に『今後も車のアクセサリーをDIYで取り付けたい』とか考えてる人は絶対勝っておいた方が
【養生テープ】(今回は使用しませんでしたが、あった方がいいです)
内張りはがしでパネル等を外す際、周りに傷をつけに為に養生テープを貼っておくことが望ましいです。
養生テープを貼れば100%傷を防げるかというと、そんな事はありませんが少なくとも無いよりましですからね。
今回は運よく傷はつきませんでしたが、できる限り用意してもらいたいです。家にあるならそれでいいし、新たに購入するなら細め(25㎜幅)のものが扱いやすくて無駄が無いです。
↑普段はこの細めの養生テープを使ってますが、今回は切らしてしまってて、養生テープなしで作業しました。
【オーディオハーネス】
一般的にカーステ本体からは主電源、アクセサリー電源、スピーカー等のケーブルがバラバラに出ていますが、車側ではワンタッチで接続できるようにカプラーというもので各ケーブルが纏められています。
このカプラーは自動車メーカー毎に独自に作成されているので、メーカーに合うカプラーを用意することで容易に接続できるようになります。
オーディオハーネスという名称で販売されているものがそれに当たります。
↑ステアリングリモコン付きの車はこちら。
↑車速、パーキング、バック信号取り出し用カプラー
【ステンレス小皿】
これは必ず必要という訳ではありませんが、GPSアンテナをダッシュボード上に置かず中に隠してスッキリさせたかったので用意しました。
どういう事かというと、このステンレス小皿(磁石がくっつく事が前提です)をダッシュボードの中の空きスペースに両面テープで張り付けてその上にGPSアンテナを張り付けるという感じです。100均で売ってます。
↑ダイソーで購入したステンレスの小皿です。ここまで大きくなくてもGPSアンテナが付く大きさなら大丈夫です。もっというと、ステンレス板でもOKです。
もちろん磁石で付くものを選んでくださいね。
ワゴンRの純正カーステの取り外し方
カーステにかかわらず、電装品を付けたり外したりする際は、作業の前にバッテリーのマイナス端子を外すのが基本です。
ただ、僕はカーナビ取り付けの際にバッテリーを外したことはないですけど特に何かトラブルが起こったことはないです。(^^;)
さて、まず最初に今ついてる純正のカーステを取り外すのですが、少し戸惑いました。
というのも天板の隙間が小さくて内張りはがしが入る気がしません。
↑この写真では内張りはがしを右側に挿し込んでますが、左の方が隙間が大きければ左からでも問題ないです。少し強引にねじこむ感じで挿します。で、内張りはがしを挿し込んだ後、黄色矢印の通り、手を上方向に動かすようにして上面パネルをこじ開けます。
↑この写真はすでに上面パネルが外れた状態ですが、赤丸の部分に爪があるので一つずつ丁寧に外してください。
↑手前の爪がすべて外れた状態になれば手前のやや上向きに引っ張れば天板パネルが外れます。
↑天板パネルを外した状態。
カーステ本体は赤丸の3つのネジを外せば取り出せます。
↑赤丸の辺りを両手でつまんで少し引っ張ってください。カーステ本体の下の方にゴムの突起があり、それでグラつかないように固定してるので少し硬いです。
硬いですけど力を入れすぎて引っ張りすぎると、ハザードスイッチの線を痛めてしまう可能性があるので慎重にしてくださいね。↓
↑少し引っ張った状態を下から見た写真です。ハザードランプのスイッチのコードが見えますが、このカプラー部分を外さなければいけません。下に拡大写真を載せます。
↑カプラー部分の拡大写真です。赤丸の部分を爪か細いドライバー等で押しながらカプラーを外します。
この部分はカーステの下側なので体勢が悪くなるのと、カプラーのツメが結構硬いので手こずると思いますが頑張りどころです。
手伝ってもらえる人がいるならカーステ本体を持ってもらう方がやり易いかもです。
あ、その前にシフトレバーを下におろしておく必要があります。そのままだとカーステがシフトレバーに当たって取り出せませんので。。。
↑赤丸の【SHIFT LOCK】ボタンを押しながらシフトレバーを下に下げてください。
シフトレバーを下して、ハザードスイッチのコードも取り外せたなら、カーステ本体をもっと引っ張り出して裏側にある水色のオーディオハーネスのカプラーとラジオアンテナ線を抜きます。これで完全にカーステ本体が取り外せます。
↑途中の写真を撮り損ねましたが、純正カーステが外れ状態です。
黄色四角内の水色のカプラーがオーディオハーネスにつなげる相手(車側)です。純正カーステはこのカプラーが直接本体に繋がってますのでそれを外します。
赤丸のコードはラジオアンテナのコードです。こちらも純正カーステから抜いて、カーナビ本体に直接つなぎます。
ワゴンRに社外カーナビを取り付ける方法
カーナビの取り付け方は、基本的にはカーステを取り外した手順の逆を行って、追加で車速、パーキング、バック信号のコードを接続すればOKです。
なので改めて説明しなくても難しくはないですが、この章から見た人の為に簡単に書いておきます。
まず最初に、GPSアンテナをダッシュボードの中に隠すためのステンレス小皿の裏面に両面テープを貼り、ダッシュボードの奥の方にあるスペースに貼り付けます。
↑ステンレス小皿を置く位置は赤枠の辺りのダッシュボード下(ダッシュボードの中)です。
↑赤枠内の奥の方でステンレス小皿に光が反射しているのが見えると思います。
そこにGPSアンテナを設置してケーブルをだしている状態です。
ここで、アンテナの向きを正しい方向にしないとカーナビ上の進行方向がおかしなことになるので注意しましょう。
あとはカーナビ本体にオーディオパネルをネジ止めして、カーナビ本体から出ている配線を【オーディオハーネス】と【車速、パーキング、バック信号用カプラー】に接続します。
さらに接続した上記二つのハーネス、カプラーを車体側のカプラーに接続し、ラジオアンテナのケーブルを接続し、それらのコード類をカーナビの奥側に収まるように押し込めます。
ちなみにカロッツェリアのAVIC-VH9000はケーブルが長いためにかなりギュウギュウの状態で無理やり押し込んでからカーナビ本体をネジで止めました。←結構苦戦しました。
最後に天板のパネルを元に戻して完成です。
(取り付けて順の写真がなくてすみません)
あと、シフトレバーの位置を元通り【P】の位置に戻すのを忘れないでくださいね。
最後に
今回は中古のカーナビだったのでテレビのフィルムアンテナがなく、『車内でテレビを見たいとも思わない』ってことでテレビアンテナは取り付けませんでした。
テレビアンテナをつなぐとなるとAピラーや天井の内張りもはがす必要があるのでもう少しメンドクサイ事になるんでしょうね。
慣れればオーディオ入れ替え作業は30分~60分程度でできる作業ですので、お店にお願いした場合の工賃を浮かせたい方は是非チャレンジしてみてください。
あ!念のため言いますけど、自己責任でお願いします(^^;)